昨日読んでいた本に興味深いことが書かれていました。
その名も「フィードバック効果」。
例として挙げられていたのが、
地域的に隣り合うネイティブアメリカンの部族で、
ある部族では、赤ちゃんにヨチヨチ歩きをしたり這い回ったりすることを許し
もう一方の部族は、
赤ちゃんの行動を制限しています
この二つの部族でIQを調査してみると、ヨチヨチ歩きや這い回ったりすることを許した部族の方が、平均25ポイントもIQが高かった。
と言うことです。
ポイントは・・・
手を変わりばんこに出すたびに、赤ちゃんの目はそれに集中しながら何回も行ったりきたりする。
自分の意思で手を伸ばすたびに、じゅうたんの感触や脳の命令を実行している手の様子、そして床の上を確実に自分が移動していると言う達成感からフィードバックを得ている。
と言うことらしいです。
これとは別にラットでの実験から、周りにいくら刺激的なものが置かれていて、飽きないようになっていたとしても、それほどIQ向上には効果がないとのこと。
要は、刺激が重要なのではなく、自分がとった行動に対して、フィードバックが得られることが大切なんですね。
毎日の日常の中で、フィードバックをたくさん得ていますか?
IQを高めるだけでなく、何かに向かって行動を起こしている時には、目標への道筋からずれていないか、などコーチはよくフィードバックします。
また、無意識にとってしまう言動などのパターンなどもフィードバックすることで、少しずつ望む自分に変えていくお手伝いをしたりします。
さて、
フィードバックを受けるためには、勉強したり考えていたりするだけではなく、何らかの行動を起こした方が得られやすいかもしれませんね?
いま以上のフィードバックを得るために、新たに何を始めますか?
もうひとつ例として挙げられていたのも興味深い話なのですが、長くなったのでまた機会があれば。
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