「○○をやってみたいんですが、なかなか始められないんです」
こういうご相談を
クライアントさんから受けることがたくさんあります。
現状の仕事、人間関係、健康状態、経済状態に満足できず、
なんとかそこから抜け出したい。。。
そして、
「こうなったらいいな」
という思いはあるけれど、
もう何年も一歩を踏み出せないでいる。
あるいは、
「こうなったらいいな」
という明確なものさえも
まだない方もたくさんいらっしゃいます。
ここには、
たくさんの思い込みや記憶、感情が影響しているのですが、、、
今日は、
「こうなったらいいな」
という思いはあるけれど、
もう何年も一歩を踏み出せないでいる
こんな状態でいるときに、一歩を踏み出すために
どんなマインドセットを持つと役に立つか、
ということをお話したいと思います。
あたらしいことを始めようとしても、
なかなか始められないことがありますよね？
まわりの人はみんなうまく行っている気がする。
でも、自分はうまく行きそうな気がしない。
絶対に失敗してはいけない。
うまく行かなかったら、恥ずかしいし、責められるかもしれない。
でも、
冷静に、他人ごととして考えれば、、、
ほとんどのことは、最初からできなくてアタリマエですよね？
みんなそうです。
なのに、さきほどのような思いがあるせいで、
なかなか一歩を踏み出せないでいるんですね。。。
これらの、失敗や人の目などに対する
恐れ・不安を解消することも大切ですが、
もうひとつ大切なことがあります。
それは、
やるかやらないかの判断基準をどこに置くか？
という問題です。
一番ダメで、オススメできないけれど、
多くの場合、これで判断してしまうのが、、、
「できるか、できないか」
です。
どうしてオススメできないのかといえば、、、
これが判断基準になってしまっていると、
できることしかやらなくなってしまうから。
できることだけやっている人生。
できることしかやらない人生。
これでは、つまらないですよね(>_<)
いまの人生から、何も広がらない、何も深まらない。
これからの人生、何の成長もない。。。
じゃあ、これまでの人生も、
ずっとその判断基準でやって来たのか、
と言えば、
もちろんそんなわけはありません。
これまでも、わたしたちは、
「できない」ことに挑んで、やり続けることで
「できる」ようになってきているんです。
車の運転だって、
自転車にのることだって
初めからできるわけないですよね。
「できること」しかやらなかったとしたら、
いま頃何もできていないはず。
赤ちゃんの頃から、カラダ以外は何も成長せず。。。
そして、それよりも
「やってみなければ、できるかどうかわからない」
というのが真実です。
あなたも、
「やってみたら、意外にカンタンにできちゃった♪」
なんてこともたくさんありませんか？
さらに言えば、
やりはじめて、継続してやっていけば、
ほとんどのことはできるようになります。
この時、
「できない」とか
「むずかしい」という思いこみが邪魔をします。
どんなふうに邪魔をするか？
「できない」と思うと、
まわりの人が、まわりの現象が
「できる」理由をどれだけ見せてくれても、
それが見えなくなります。
「難しい」と思うと、
まわりの人が、まわりの現象が
「カンタン」な理由をどれだけ見せてくれても、
それが見えなくなります。
これが思い込みの働きです。
では、
「できるかできないか」ではなく、どんな判断基準を持ったらいいでしょう？
わたしのオススメは、２つあります。
まずひとつめは、
「やりたいか、やりたくないか」
なんといっても、これが一番です。
「できるかできないか」は一切関係ありません！
できるようにやっていくだけですね。
できるまで、やり続ければできます(^_^;)
いまは方法がわからなくても、
いまはできなくても関係ありません^^
あなたも、最初は
「こんなことできるわけない。。。」
と思っていたのに、ずっとやって来ることで、
結果的に、、、
「できない」はずのことが
「できる」ようになっていたことがありますよね？
さっきの、車の運転、自転車に乗るもそうだし、
日本語を覚えたのもそう。
もちろん、その過程を覚えてはいないでしょうが
お父さんやお母さんに伝えたいのに、伝わらない
でも、「なんとか伝えたい！」
という経験を何度も積み重ねていくうちに、
話せるようになったんですね。
赤ちゃんが、立つのも、歩き始めるのもそう。
いきなり、
「よいしょ」と言って立ち上がれたわけでも、
歩けたわけでもありません。
ただ、
話したかった、
伝えたかった、
コミュニケーションを取りたかった
だから話せるようになった。
立って、歩きたかった。
だから、立って歩けるようになった。
「やりたかった」
それだけです。
あなたも含め、みんなが経験してきていることですね。
ただ、いまのわたしたちと違うのは、
「できなかったらどうしよう」
「失敗してはいけない」
「できなかったら恥ずかしい」
なんて思いがあったり、
「一回で１００％できなければいけない」
なんて、ほとんど「ありえない期待」を持っているからなんですね。
残念ながら、
どんなに準備したからといって、
１００％成功するなんてことはありえません。
「絶対成功する保証がほしいんです」
という言葉をよく聞きますが、
それは、誰にも保証できません。
そして、やらなければ一生できないし、
やり始めて、やり続ければ、
思っている以上のことができるようになるものです。
たとえば、
何年間も「起業準備」している人が結構いますが、
１００％の条件が揃うのを待っていては、
いつまでたっても起業はできません。
残念ながら、、、
１００％の条件がそろうことは、一生無いでしょう。
１００％を目指していたら、いつまでたってもできません。
「１００％を目指している」というと、
なんとなく、完璧主義でかっこいいような気もしますが、
たんに、行動しない言い訳に過ぎません(>_<)
いつまでたっても１００％にはならないので、
いつまでも行動を起こさなくてもいい
口実・言い訳にはもってこいなんですね(^_^;)
「まだ１００％にはなってないから、
何で始めないの？なんて責めないでね」
という感じです。
一生使い続けられる言い訳です。
たくさんの起業家を支援してきた
福島正伸さんも言っていました。
「すべての経営資源（お金、人、情報、知識、能力などなど）が
そろって起業した人はいない」
と。
これは、「好きなことを仕事にする」というのも同じ。
起業（好きなことを仕事にする）するために必要なことが
すべてできるようになってから、、、
と考えていたら、一生かかっても無理です。
仮に、「１００％準備できた」と思えることがあったとしても、
それでも、あなたが思った通りに
すべてがなることはありません。
「すべてが思ったとおりに、順調に」なんてことはないんですね。
ただ、それでも「できる」ようにはなります^^
こういう時に、
「できるかできないか」
という判断基準を持ってしまっていたとしたら、
どうなるでしょうか？
そして、そうではなくて、
「やりたいか、やりたくないか」
という判断基準を持っていたら、どんな違いがあるでしょうか？
そして、もうひとつ。
起業準備を、
１００％は無理だとして、
７０％を目指そうとしたとします。
この場合でも、７０％になるまで
行動は起こさず、準備していたら、
５年くらいかかるとします。
ですが、たとえば３０％くらいではじめて、
行動しながら少しずつ改善していったら、
１年後には７０％を越えているかもしれません。
断然、行動を起こしたほうが早いんですね^^
この時の基準になるのが、やっぱり
「やりたいか、やりたくないか」です。
やりたければ、いくら上手く行かなかったとしても、
あきらめきれないので、いくらでも方法は見つかるし、
必要な資源・リソースが集まってきます。
そのやる気のエネルギーが、
人や情報、お金などのリソースを集めます。
引き寄せられます。
また長くなってしまいました。。。
長くなってしまったので、
「やるかやらないか」の判断基準のもう一つは
カンタンにお話すると、
「やる価値があるかどうか」
です。
「できるか、できないか」
ではなく、
「それがやる価値があるかどうか？」
という判断基準。
こちらも、機会があればまた詳しくお話しますね。
さあ、あなたが
「やろうかどうか」迷っていたことは何でしょうか？
あなたは、
「できるかどうか」関係なく、それを「やりたい」ですか？
そして、それは「あなたにとって、やる価値があることでしょうか？」
両方の答えが、YESだったら、
あるいはどちらか一個だけでもYESだったら、
ぜひやってみて下さい。
大丈夫です。
最初から、すべてが思ったとおりになるなんてことはありませんから(^_^;)
安心して、うまくいかないプロセスも楽しんで進んでください。
そのプロセス自体にも意味があります^^
旅行に行くにしても、目的地についた時だけではなく、
目的地につくまでの道程も楽しみたいですよね。
もしかしたら、目的地よりも、
行き帰りの電車・飛行機・車の中での出来事のほうが、
あなたにとって、より意味があるかもしれません。
ぜひ、あなたが
「ずっとやりたかったけれど、やりはじめられないでいたこと」
に一歩を踏み出してみてください。
応援しています♪
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