承認の力

コーチングやNLPなどで言う承認とは、”褒める”のとはちょっと違います。
そこにその人がいることを認める、と言うことだけで承認になります。
きちんと、その人がそこにいることを認めてあげる。
たとえば、話をするときに相手を見て、話をさえぎらずに、ちゃんと聞くこと。
PCに向かって作業をしているときに話しかけられて、PCのモニタを見ながら、相手の顔を見ずに、話を聞いていませんか？
お店でもよくあります。
私がよく行く、ブックオフでは、店内のあちこちでお客様に対して、
「いらっしゃいませ、こんにちはー」
などと言う挨拶を店員が競って言っているように思えます。
誰か一人が言うと、他の店員もいわなければいけないと教育されているように・・・
でも、その店員さんはお客さんの顔を見ていません。
大体は、本を片付けながら、自分の手元を見ながら言っています。
一人ひとりのお客さんに声をかけているわけではありません。
こういう形だけの挨拶をされても、私は全然うれしくないです。
むしろ、競ってみんなが大声で言っているので、「うるさい」としか私は感じません。
あるコーチの方が、呼び込みの達人の話を書かれていました。
その呼び込みの達人は、外人さんなのですが、遠くからでも一人ひとりのお客さん（というか、通り過ぎている人たち）に声をかけるようです。
ひとりひとりの顔・目に視線を合わせながら。
その結果として、売り上げも上々のようです。
こんな接客をされたら、承認されたと感じて、つい買ってしまう気持ちもわかります。
研修などで、人前で話すときも同じです。
話しかける言葉は「みなさん」でも、いいと思いますが、「みなさん」と言う人はいません。
一瞬一瞬は、ひとりひとりの聞き手に対して、「あなたに」という個人に対して話すとよいと言われています。
と、こんなまじめそうな話をした後で恐縮ですが、最初に述べた承認のひとつ、「褒める」に関して、面白いサイトを紹介されたので、良かったらお試しください。
ほめられサロン ( http://kakula.jp/homeSalon/ )
是非、承認の嵐を受け取ってみてください。
そして、同じような承認を、周りの大切な人に与えてあげてください。