トラウマは癒さない

トラウマと言うと、その後に続く動詞は「癒す」が最初には思いつきますが、ここでは「引き抜く」です。
セラピーなどの人から見ると「引き抜く」というと、何となく乱暴な感じがすると思いますが、トラウマとなっている感情を癒す、というよりはそのエネルギーをまさに「引き抜く」という感じです。
まぁ、別にどちらでもいいのかもしれませんが、シータヒーリングのインストラクターセミナーでこの
「トラウマを引き抜く」

というのを習って、実際にペアワークでやる機会がありました。
やってもらった感覚としては、文字通り
「引き抜かれた」

という感じで、両肩の辺りからかなり重いエネルギーが引き抜かれていき、身体全体が軽くなりました。
「これはかなり効果的！！！」

とかなり感じました。
その後、インストラクター仲間で集まって勉強会をしていた時の話でも、
クライアントに対して「トラウマを引き抜く」をやったところ、とても大きな効果があったそうです。
ヴァイアナも言ってましたが、
プラクティショナー（ヒーラー）側は、ある程度クリアリングされていないと、クライアントのトラウマを引き抜く時にトリガーされてしまうことがある
そうですので、プラクティショナーは、自分のクリアリングを楽しくすすめて生きましょう！
そして、先日セッションをしていた時に、特にそのときのトラウマについて詳しく聞いたりすることなくやりました。
あまり詳しく聞くと、再体験して苦しくなることもあるためです。
NLPで言うところの、「アソシエイトさせない」ということですね。
スカイプ越しだったので、表情などを読み取ることはできませんでしたが、スカイプの向こうで泣いているのがわかりました。
でも、それはつらくて泣いているというよりも、浄化されての涙だったようです。
その後、とてもすっきりしている様子が伺えました。
癒しが必要な時にトラウマなどがブロックになっている場合は、そのトラウマを引き抜いた後だと、クライアントの方にとってもラクに問題を解消できるなぁ、
と再確認できました。
私は「シータヒーリングでのクリアリングに苦痛（泣きわめいたり、取り乱したり）を伴う必要がない」と思っているので、トラウマを解消するのも、別に苦しむ必要はないですよね。
そのせいか、私はシータヒーリングでどんどんクリアリングしてきましたが、一度も泣いたことがありません。
昔は、セッションを受けて泣ける人を
「うらやましい。いいなぁ～」
と思っていたこともありましたが（何となくカタルシス感がうらやましかった）、
今は、
「クリアリングは楽にできていい」
と思っているので、セッションを受けるのもセッションをするのもラクです。
何らかのトラウマがある人に対しては、試してみる価値ありだと思います（が、先ほど書いたようにある程度クリアリングが必要なようですよ）。