無条件の愛なんて信じられない（その弐）

前回の記事「無条件の愛なんて信じられない」の続きです。
ただ、
・そこに気づいていない
・フォーカスを当てていない
・自分で勝手にルール（理想）を作ってしまっているから見えない
ということではないでしょうか？
どういうことか・・・
-----
というところで終わりました。
起こっていることは、おそらくこういうことではないでしょうか？
「無条件の愛」というものに対する、自分なりの観念・理想があって、それと異なっているから「無条件の愛」だと気づかない、見つけられない。
また、「愛」というと無条件ではない愛ももちろん、存在します。
これは多くの人が経験したことがあると胸を張って（笑）言えるのではないでしょうか？
、
男女間の愛などでは、一時的に無条件の愛があっても、結局は別れた、という経験は多くの人は経験しているでしょう。
そうすると、「あぁ、やっぱり無条件の愛なんてないんだ」と思うかもしれません。
でも、ある一時期には存在していたんですよね。
どこにフォーカスを当てるかです。
「無条件の愛があった時期、あるいは瞬間」にフォーカスを当てるか、終わってしまったこと、永遠に継続しなかったことにフォーカスを当てるか。
フォーカスが間違っているだけで、「無条件の愛」自体はあった、ということに気づくかもれません。
もしかしたら、本当はあったのに、それを感じられていなかっただけなのかもしれません。
「そんなものは、無条件の愛ではない」と定義づけ、条件付けがあるのかもしれません。
また、「無条件の愛は永続するものでなければいけない」という思い込みがあるのかもしれません。
そして、（無条件の）愛というのは、親子間、夫婦間、恋人間だけにあるものではないですよね。
ちょっとした親切心や「（なんかわかんないけど）これいいなぁ」、「微笑ましいなぁ」というのもも、「無条件の愛」ではないでしょうか？
この前もこんな風景を見ました。
通行人に道を聞かれて、教えてあげていた人
もちろん、教えてあげた人は見返りなんて求めてないですよね。
この行為自体も「無条件の愛」と認定していいのではないでしょうか？
私も先日、駅で前を歩いている人が、何かを落とした人がいたので、拾って渡してあげました
まぁ、別に普通の行為ですよね。
この行為は、条件付の愛でしょうか？
「ありがとう」の一言さえなければ、ちょっと？？？とは思うかもしれませんが（笑）、拾ってあげたその瞬間には、条件付けではなく、「あ、拾ってあげて渡してあげなきゃ」と思っただけで、「拾ってあげたら、感謝してもらえるかな？」なんてことは考えてません。
また、先日、友人夫婦の家に遊びに行った時、生後４ヶ月の赤ちゃんを見て「あ、かわいいなぁ」と思った。
もちろん、これも無条件の愛ですよね。
何かしてくれたから、その赤ちゃんをかわいいと思ったわけではないです。
また、買い物をしている時に、「あ、これをあの人にあげたら喜ぶかも」と思う、またはそうやって人から何かプレゼントされる、こういうことも「無条件の愛」に認定してよいのではないでしょうか？
もちろん、「これをプレゼントしたら、あいつに貸しができる」とか「これをプレゼントすれば、好意をもってもらえるかも」なんて思う場合は別です。
こういう視点で世の中を見渡してみると、なんと無条件の愛の多いことか、と驚かれるかもしれません。
「あ、そんな小さいことでいいんだ」
と思うかもしれません。
そして、前述したように
「別に永続するものではなく、その瞬間にある」
だけかもしれません。
そういう観点で、そういうところにフォーカスを当ててみると、もっともっと世の中には無条件の愛があふれていることに気づくでしょう。
そして、無条件の愛というものは「確かにある」と、観念だけでなく分かるのではないでしょうか？