「自分は愛されない」
「愛される価値がない」
という思いこみ。
これまでクライアントさんから
ご相談いただいた悩みの根本にある
思いこみ、不動のNo.1です。
それだけ多くの人が持っているし、
悩んでいる思い込みです。
そして、人生のあらゆることに
望ましくない影響を与え続けています。
つまり、
多くの悩みを突き詰めていくと、
「自分は愛されない」
「愛される価値がない」
というところに
行き着くことが多いんですね。
そして、大体において
「自分は愛されない」
「愛される価値がない」
という思いこみが
できた原因を聞いていくと、
「親から愛されなかった」
というケースがとても多いんです。
「だって、親だったらみんな
自分の子どもを可愛がりますよね。
でも、うちの親は、、、」
という話になり、
だから
「わたしが可愛くないからだ」
とか
「わたしには愛される価値がないからだ」
と結論づけ、思いこみを作ってしまいます。
もちろん、本人の中では、
「思いこみ」ではなく
「絶対の真実」だと思っています^^;
ここで、ちょっと視点を変えてみましょう。
最近でも、残念なことに
親が子どもを虐待した
なんていうニュースがよく報道されます。
もちろん、世の中の「多くの」親は
子どもを本当に愛していると思います。
やはり自分の子どもは
特に可愛いですよね。
親バカなんて言葉もあるくらい^^;
でも、一方で
子ども(赤ちゃん)を虐待ということも
起こっていることは事実。
ここでちょっと
考えてみて欲しいのですが、、、
その虐待された子ども(赤ちゃん)は、
本当に「愛される価値がない」から
虐待されたのでしょうか?
「愛される価値がない」から、
愛されなかったのでしょうか?
あなたはどう思いますか?
・
・
・
たぶん、そうは思わないですよね。
子ども(赤ちゃん)のせいではない
可能性が、圧倒的に高そうですよね!
どちらかと言うと、親の側の問題。
そんな気がします!!
単に、
親に余裕がなかった
愛し方を知らなかった
なんて理由が大半だと思います。
「言うことを聞かなかったから」
「うるさく泣いていたから」
なんて言い訳を聞きますが、
でも、小さな子どもってそういうものです。
親からすれば、
自分の思い通りにならないイライラがあったり、
「自分は親としてダメなんじゃないか」
なんていう不安もあるんだと思います。
それはそれで問題ですが、
その結果として、
子どもが愛されなかったり、
虐待されたりするのは、
子どもの側の問題ではありません。
それに、仮にその子どもが
子どもが欲しくてたまらない家に
生まれていたり、
愛情深い親のもとに生まれていたり、
そういう家庭に
養子に出されたりしていたら
ものすごく愛されると思いませんか?
つまり、
「愛する」側の問題ですよね?
「愛する」能力の問題。
と言っても、
「いやいや、わたしは親にだけでなく、
学校でも、近所の友だちも含めて
誰にも愛されませんでした」
というガンコな人もいるかも知れません^^;
でも、それも
「親からの愛されなかった」
という経験から
「どうせわたしは愛されない」
「わたしは愛される価値がない」
という思いこみが招いたものかも。
たとえ優しくしてくれる人がいても、
「どうせわたしは愛されない」
と思い込んでいるから、
その愛情を受け取れなかったり、
「わたしを騙そうとしているんじゃないか」
と疑ってかかったり
卑屈になったりなんてことを
無意識にしてたのかも。
もちろん、相手も
その雰囲気を感じ取ります。
こういう反応をする
子ども(大人もそうですね)だったら
やっぱり、ちょっと愛しづらいですよね。
こういう子どもだと、
たしかに可愛くありません^^;
だいぶ、思いこみを
”こじらせて”います^^;
こうなってしまうと
次第に声をかけなくなったり、
相手にするのをやめてしまいます。
そして、喜んでくれる子を
より愛するようになります。
これまた仕方ないですよね。
誰だって、喜んでくれる人の方がいいですよね。
でも、これもそもそもは
「愛を受け取らなかったから」
そしてさらにその原因は、
「どうせわたしは愛されない」
「わたしは愛される価値がない」
なんて思いこみが招いていること。
そして、そもそもどこから来ているのかといえば、
「愛される価値がない」からではなく、
親の「愛する能力」の問題に過ぎません。
ただ、「思いこみ」は
強烈なパワーがあるので
その存在に気づいて変えていかない限り
一生影響を与え続けられてしまいます(>_<)
ですので、あなたがもし
「どうせわたしは愛されない」
「わたしは愛される価値がない」
なんて思っているとしたら、
それは「思いこみ」なんだと
気づいてください。
また、あなたのまわりに
そんな思いこみを持っている人がいたら、
ぜひ今日の話を教えてあげてください。
「思いこみ」は
固定化された現実ではなく
「思いこみ」なので、
変えることができます。
そして、「思いこみ」が変われば、
経験する現実も変わります♪
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