NLPやコーチングなどで、モデリングと言う手法をよく使います。
モデリングとは、卓越した成果を出している人・理想とする人の行動、考え方、ビリーフ(信念)などを真似する・取り入れることによって、モデルとなる人が得ている結果を、加速的に身に付ける手法と言ったようなものです。
分かりやすい例で言えば、料理のレシピなどもモデリングの一例でしょう。
そもそも、NLPも優れた催眠療法士や心理療法士などをモデリングして出来たものです。
モデリングをするにあたっては、行動だけでなく、考え方、フォーカス、信念もモデリングすることが大切です。
と、まぁこのようなことはどこにでも書かれていることです。
ですので、ここまではどうでもいいお話です。
今日のお話は、モデリングに関して、私が得た新しい考え方を紹介します。
ある人は、モデリングをしようとすると、理想の誰かを頭に思い描くため、結果として自分を否定することになるので、数年後の理想の自分を思い描き、それをモデルにするといい、と言います。
これも、ひとつの考え方として、とても納得できる考えです。
自己受容をまったく出来ていない人で、「あの人はすばらしい。あんな人みたいになれたらいいなぁ。でも、それに比べて自分は・・・」となってしまう人にはいいかもしれません。
一方で、自己受容できてない人が、数年後の理想の自分を思い描くことは難しいかもしれません。
もちろん、コーチングではいろいろな手法を使って、クライアントさんが自己受容や理想の自分を思い描けるようになります。
それはとりあえず今回は置いておいて・・・
今日お伝えしたい考え方は、
他の人、映画、本などの外部の力を借りて、自分の中にすでに存在している才能や可能性の種を刺激する
のがモデリングのひとつの役割である、と言うことです。
自分がその人、映画、本などを「いいなぁ」と感じるのは、その人の中に、それらの外部刺激に反応する種が存在しているからです。
同じ映画を観ても、同じ本を読んでも、感動する人・面白いと思う人がいる反面、まったく面白くない・特になんとも思わないという人は必ずいるものです。
それはその人の中に、それに反応するものがあるか、ないかにかかっていると思います。
とすると、
人・映画・本などに接して、「いいなぁ。」と思うものは、「ないものねだり」をしているのではなく、すでにその種が自分の中にあることを証明していると言えるでしょう。
ただし、ニセモノにだまされてはいけません。
世間的に年収○○○万円を得ているとかっこいいと思われる、高級外車を乗り回しているとかっこいいと思われる、などというのは、ニセモノである可能性が高いです。
社会が与えたニセモノの価値観
これらは、自分のニーズを満たすためのひとつの手段であって、自分に合う満たし方ではないかもしれません。
ニセモノを自分が本当にほしいものだと考えると、それを得るために行う行動は苦しいものになるかもしれません。
そして、これが得られたからと言って、人は幸せにならないことが往々にしてあります。
ただし、自分のハートのスイッチが入る、身体が反応する目標だったらどうでしょうか?
頭でなく、身体
頭 = 顕在意識 、 身体 = 潜在意識
です。
最近の脳科学では、潜在意識は顕在意識の20000倍の力があると言われています。
としたら、頭で考えているのと、身体で感じるものとどちらが重要でしょうか?
頭 = 理屈 、身体 = 感情
です。
「理屈では人は動かない、人は感情で動く」と言うことがよく言われています。
理(屈)動という言葉はないが、感(情)動と言う言葉はありますね。
と言うことで、今日はモデリングに対する捉え方のお話でした。
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