「わからない」と言わない、言わせない。
これは、コーチングでもよく言われているので聞いたことがある人もたくさんいると思います。
「わからない」とクライアントが言うと、「もし分かるとしたら?」とコーチは言ったりします。
ひとつの説明としては、クライアントが使っている言葉のパターンを変えることで、クライアントのステート(状態)を変えて、答えを導き出せる、ということも出来るでしょう。
そして、私が最近、より気に入っている解釈は以下のようなものです。
「わからない」と言った瞬間に、答えが得られる可能性は0%になってしまいます。
多くの場合、本当にわからないのではなく、せっかく潜在意識が答えのヒント、とっかかりを与えてくれたものを、顕在意識がチェックして、
「あれ?なんか変な考えが浮かんだぞ。でも、こんなのが答えのわけはないな、この答えは間違っている。よし、わからない、と言おう」
というようなことはないでしょうか?
NLPや脳科学的に言うと、
「わからない」と言うことで、質問に答える脳の働きを完了させ、脳に対して「これ以上働かなくてもいいよ」と言って、エネルギーを節約する。
つまり、「脳は空白を嫌う」ので、答えが見つからないと不安になり、何とか答えを探そうとします。
そして、見つからない状態は、脳にとって、人間(動物)にとって根源的な欲求である、「安全・安心欲求を満たす」ことが出来ません。
そのため、頑張って答えを探そうとするか、「わからない」と言って、その空白をキャンセルして、自分自身を安心させようとする。
ただし、そこで「わからない」と言うことで、本当は答えのヒント、とっかかりを与えてくれていたにもかかわらず、全否定の「わからない」と言う言葉で、自分の直感、無意識からの答えを信用できない自分をどんどん作り上げていってしまう。
ちなみに、顕在意識と潜在意識との力は、比率にしてどれぐらいでしょうか?
20 : 80 ? あるいは、10 : 90? 、それとも、5 : 95 ?
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最近の脳科学では 1 : 20000だと言われています。2万倍です!
その強大な潜在意識(無意識)の力を、非力な顕在意識ごとき(?)で判断して、抑えてしまっていいのでしょうか?
ということで、自分にとって大切な質問、考えに関しては、どうか「わからない」とは言わないで、考えて、それから潜在意識からの答えを感じてください。
と、コーチング的なことを書きましたが、今回も実はきっかけはヒーリングの実践を通じて、自分の中でより明らかになったものです。
なんだかんだと、いろいろつながっていますね。
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以前は、よくわからないと口癖のように言っていました。最近は、だいぶ意識しているのでへりましたよ!!ヒーリングの実践から、明らかになったことに興味ありますね。
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>にしにしさん
コメントありがとうございます。
そうですよね、私は今でも、つい「わからない」とか言ってしまうことがあって、気づいたら打ち消すようにしています。
そして、その後で次のインカンテーションを言ってみたりすることもあります。
I know I have the answer.
これも、結構強力なので、気に入っている言葉です。
おそらく、今週末に会えると思いますので、またいろいろ話しましょう!