先の記事の続きです。
事例2)
出かけていた先で、またしても選挙活動に出合いました。
こちらは、選挙カーに出合っただけですが、このときのウグイス嬢が道行く人にかけていた言葉。
「○○でございます。今回、非常にくるしい戦いを強いられている状況です。どうぞよろしくお願いします。」
正確な言葉ではないですが、このような言葉でした。
・・・
「何を伝えたいんだろう?」
と思いました。
まずは、「名前を連呼する」ことで、名前を覚えてもらうという効果は期待できますね。
確かに、私もその後しばらくは覚えていました。
名前を連呼したから、という効果というよりも、その後の言葉が気になったからでしたが・・・
次に伝わってくるメッセージは、
「選挙戦で、苦労している」
ということ。
おそらくは、
「苦労しているから、助けてください」
ということなのでしょうが、「そういわれてもなぁ」というのが正直な感想でした。
なぜなら、伝わってくるのは「名前」と「苦しい状況」だということだけ。
「よし、じゃぁ、応援してあげよう!」
とはなかなか思えないわけです。
応援してもらうには、やはり、
「どういう理念を持って選挙活動をしているか?」
が明確であり、
「どのような社会にしていくか、そのために、私は何をするか」
ということが有権者に伝わることが必須ではないかと思うわけです。
もちろん、これは私がそう思うというだけで、みんなが思っているわけでもないかもしれません。
「選挙活動なんて、そんなもんだよ」
といわれるかもしれません。
でも、これらが明確になっていて、きちんと有権者に伝わったら結果は、今得られているものとは別のものになるのではないでしょうか?
そんなときに、こんな質問を自分にしてみたらいかがでしょうか?
「本当に伝えたいメッセージは何なのか?」
「そのメッセージはどれぐらい伝わっているだろうか?」
「それらのメッセージはどのようにすればより相手に伝わるのだろうか?」
「選挙に受かるにふさわしい自分とは、どんな人間だろうか?」
「そんなふさわしい自分であれば、どんなことを”当たり前”にやっているだろうか?」
ちなみに、その2候補はその後どうなったか。
気になってWEBで選挙結果を見てみました。
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ふたりとも落選していました・・・
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