●池上彰さんがNHKを辞めて戸惑ったこと…
こんにちは、伊藤勝彦です。
この週末の２日間、
わが高円寺は高円寺フェスという
イベントがありました。
フェイスブックに何枚か写真を載せているので、よかったら見てみてください♪
さて、
池上彰さんって知ってますか？
元NHKのニュース記者・キャスターで
週刊こどもニュースでブレーク。
その後、NHKを退職し
わかりやすい解説と親しみやすさで
人気のキャスターですね。
そんな池上彰さんですが
NHKを辞めて、民放に移ったときに
非常に戸惑ったことがあったそうです。
あれだけのわかりやすい解説で、
とても人気のある池上さん。
とてもヒョウヒョウとしている印象があるので、
テレビ番組で戸惑うことなんてあるんだろうか？
と驚きました。
1,2年前ぐらいの大晦日番組で、
年越しのカウントダウンが始まっても、
普通に『授業』を続け、そのまま年越し。
共演者の土田晃之が
「こんなに盛り上がらない年明けは初めてだ」
と言っていました ^^
そんな池上さんが戸惑ったこととは、
何だったのでしょう？
彼が戸惑ったのは、ある出来事の映像が流れた後
「池上さんは、これについてどう思いますか？」
と自分の意見を聞かれた時。
この時、非常に戸惑いを覚えたそうです。
それは、意見をもつことに対する戸惑いだったそうです。
NHKではすべてのコメントが脚本、シナリオ通り。
アドリブなどないそうです。
自分の意見をもつことは求められていませんでした。
認められていませんでした。
「意見を持ってはいけない。」
そんな思いさえあったそうです。
キャスターはニュースを伝えること
それを正確に伝えることを求められているのであって、
個人的な意見をもつこと、
意見を伝えることは求められていない。
その点が民放とは異なるところ。
久米宏さん、古舘伊知郎さん、みのもんたさんなどは
ただニュースを伝えるだけでなく、自分の意見をはさんでいます。
（それってどうなの？と思うときもありますけど…）
ただ、NHKではそんなことはご法度。
NHKで３２年間働いていた池上さんは、
「自分の意見を言ってはいけない」
と教えられてきました。
意見を言うことも抑えられてもきたし、
「そういうものだ」と自分自身でも思っていた。
３２年も
「意見を持ってはいけない」
「意見を伝えてはいけない」
と思い続け、まわりからも言われ続ければ
「池上さんはどう思われますか？」
と聞かれて戸惑ってしまうのもムリもないですね。
「自分の意見はなんなのか？」
「自分はどう感じているのか？」
こういう問いを自分にすることがなかった。
人から聞かれることもなかった。
そんなことは自分が語ることではない、
というのが、NHK時代に築いたスタンス。
「自分がどう感じるか」なんて誰も重要視していない。
その結果、
自分の意見を持たなくなっていた
さらに言えば、
自分の意見を持てなくなっていた
そうです。
池上彰さんはこれに気づいたときに
非常に戸惑い、
今までの自分自身の来し方を大いに反省した
ということです。
ちなみに
意見を求められて戸惑った
池上さんがどうしたかというと…
意見を言うのではなく、
（いつものように）必死に解説しようとしたらしいです ^^
（微笑ましいですね～）
もしかしたら、あなたも
池上彰さんとおなじではありませんか？
日本の教育にも
その原因の一つがあるかもしれません。
アメリカなどでは、
何を知っているか、何が正しいかではなく、
自分の意見を伝えることを学校教育の中でも
重視していると言われますね。
まぁ、もちろん
それにも弊害はあるのでしょうが^^;
でも、日本の教育では
「これについてどう思う？」
なんて先生に聞かれることは
あまりないのではないでしょうか？
私自身、あまり記憶にありません (^^ゞ
そして、これは学校だけではありません。
家庭の中でも、こんな育てられ方をしたかもしれません。
小さい頃に「何かやりたい！！」と思って、
ワクワクしながら親に伝えたときに…
・親にたしなめられた
・笑われた
・自分の意見をまったく聞いてもらえなかった
・バカにされた
こんな経験が続くと、
言ってもムダだから、言わないほうがいい。
自分の意見なんて持たないほうがいい。
こんな思い込みが形成されてしまいます。
でも、これも『思い込み』。
そういう経験が、小さい頃に
確かにあったかもしれません。
それは、両親がなんとか
子どもを思い通りにコントロールしようとして
取ってきた戦略です(>_<)。
でも、あなたを制限している人は
今はどこにもいません。
「いや、まだ両親と一緒に住んでいます」
という方もいるでしょうが、
もう子供時代のあなたとは違います。
親に頼らずとも、自分で選択し、
自分で何とか出来るだけのチカラ、
リソース（能力、知識、仲間、お金、チャンス、経験など）
を持っています。
私のクライアントさんにも、
「自分の意見がわからない、持っていない」
「何が欲しいのかわからない」
「どうしたいのかわからない」
という方がたくさんいます。
でも、これらの『思い込み』が外れると、
徐々に
自分のやりたいこと、好きなこと
心がよろこぶこと、カラダが疼くこと（笑）
に気づくようになってきます。
これらの思い込みを外すとともに、
「自分はどう感じているんだろうか？」
「自分はホントはどうしたいんだろう？」
「自分はどういうふうに生きたいんだろう？」
こんな問いかけを自分にし始めましょう。
今までずっとやって来なかったので、
いきなりは難しいかもしれませんので、
少しずつで結構です。
日常生活の中で、少しずつ。
考えて、感じて行きましょう。
これを続けて、自分の想いに気づいてきたら
ほんの少しの勇気も持って
人にすこしずつ伝えていきましょう。
そうすることであなたは変わります。
それが
「自分のエネルギー・意図を発する」
ということです。
自分の発した意図に呼応するものが、
宇宙から返ってきます♪
そこからあなたの新しい人生が始まります
今はもう、あなたの意見を
抑えつけられる人はいません。
もう、それを許す必要もありません。
あなたにも、
自分の言いたいことをいう権利があります。
是非、あなたの意見、考え、想いを聞かせてください。
それに呼応する人たち、モノ、状況、エネルギーが
あなたのもとに引き寄せられてきます。
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