「問題にはリソースが含まれている」とは、よく言われることです。
非常に簡単な文章で、どうにでも取れる文章なのでいろいろ解釈が出来るでしょうが、今日から始まったリチャード・ボルスタッドのNLPセミナー RESOLVEの中から、ひとつ紹介します。
最初に断っておきますが、逐語訳ではないですし、私の中でいったん消化された言葉で書いていますので、ボルスタッドが言っていたのとは言葉遣いを含めて、厳密には同じではありません。
パターンを分類するために、縦軸と横軸で2軸を引いて、4つの象限に分類するということをよくしますよね。
よくあるのでは、時間管理に関して、重要度と緊急度で4つに分類して、「緊急ではないけれど重要なこと」に時間を使いましょう、などというものです。
ある程度NLPを知っていることを前提に用語の細かい説明は割愛しますが、今日の話にあったのは、
縦軸 : チャンクの大きさ (ビックチャンク or スモールチャンク)
横軸 : アソシエイトしやすい or ディソシエイトしやすい
で4つに分け、人それぞれどこに位置しやすいか、というような話です。
そして、さらに、今回は問題に陥っている状況に関してのお話です。
問題に陥っている人で、チャンクが大きくて、アソシエイトしてしまっている人。
ここで、チャンクが大きいとは、過度に一般化している状態を指しています。
つまり、「ある特定の状況、事柄が問題だ」と捉えるのではなく、「すべてが問題だ」と捉えている状態です。
もちろん、本当に「すべて」が問題なわけはなく、そう”捉えている”だけです。
そして、その状況をディソシエイトして客観的に外から見ているのではなく、その状況にどっぷりと浸かってしまっている(アソシエイト)している場合。
これらが組み合わさると、「うつ」と呼ばれている状況になることがあります。
NLPでは、こういう人たちにどのような対応をしていくのでしょうか?
コーチングでも同じです。
あ、「コーチングでは一般的には、うつ病などの人は扱わない」、ということになっているので、「うつ」ではないけれど、同じような状況に陥っている人と読み替えてください。
もちろん、やり方はいろいろあるでしょうが、「うつ」になっている人は、あることが得意でその結果として「うつ」になっているので、それを活用していこう、というアプローチがひとつ考えられます。
続く
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鬱病をそのような切り口で説明できるって、小気味よいです。なるほど!