「感情はシグナルである」としたら、どう利用しますか?
たとえば、怒りと言う感情。
この感情が起こったとき、対処方法はいくつかあるでしょう。
1.怒りを爆発させる
2.我慢して押さえ込む
3.活用する
一般的に多いのは、やはり
1.怒りを爆発させる
2.我慢して押さえ込む
ですよね?
では、「爆発させる」とどうなるか・・・
とりあえず、すっきりしますよね。
でも、多くの場合後になって後悔するのではないでしょうか?
ただし、感情を解放することはもちろん大切です。
次に、「爆発させる」と同じくらい人気があると思われる「我慢する」とどうなるか。
もちろん、社会生活を営んでいく上では、我慢することも大切です。
しかし、その上で・・・
短期的には、自分が我慢することによって、その場を平穏に治めることができる、人間関係を維持することができる、などのメリットがある反面、溜め込みすぎると、ひどい場合には「うつ」などの病気に発展してしまうこともあるでしょう。
では、最後に、「活用する」とは、どういうことか?
最初に書いたとおり「感情はシグナル」だとすると、
「このシグナルが伝えているメッセージは何なのか?」
そのメッセージに気づいて、その感情を起こさせるものに働きかける、と言うことになりますね。
そして、この時とても大切なのが、
問題を教えてくれた「シグナル」はその場で解除することです。
目覚まし時計のメタファーにすれば、目覚ましのアラームがなったら、目を覚まして、
そして、アラームを止めることです。
アラームを鳴らしっぱなしで、持ち歩く必要はありません。
アラームの役割は、時間を告げることで、その音を鳴らし続けるモノではありません。
怒りと言う感情を持ち続けるのをやめましょう。
つい、怒りと言う感情が沸き起こってしまうのは仕方ないとして、持ち続けることはやめましょう。
アラームを止めて、なぜその感情が引き起こされたのか、この感情が引き起こされ続けないためには何が必要なのか?
それを考えて、変えて行きましょう。
そして、その変えるべきものは、多くの場合、自分の外側ではなく、内側にあります。
もちろん、外側で変えるべきものもあるでしょう。
ただし、その外側で起こっている現象が同じであっても、なんとも思わない人がいる場合。
なかなか認めがたいことですが、その原因は、自分の内側にあると考えるのが妥当です。
内側に問題がある場合、外側で起こっている感情のトリガーとなる出来事を解決していくのは、緊急時の事後対応に過ぎません。
そして、なかなか外側で起こることのすべてをコントロールすることは出来ません。
この世の中の登場人物は、自分以外にも67億人います。
そして、人間以外が原因になることも、もちろんたくさんあります。
それらすべてを自分の望むとおりに変えることはできない。
むしろすべてを変えようとする努力をしようとすると、途方にくれてしまいます。
だとしたら、変えた方がいいのは・・・
SECRET: 0
PASS:
相手が悪い、でも我慢する。
でも、もう我慢できなくて怒りをぶつける。
スッキリする!…でも何か後味が悪い。
本当はすっきりしていない…。
ありますよね。
SECRET: 0
PASS:
なるほど~
怒りがどこから来ているかわかれば対処のしかたが生まれますね。
とても参考になる記事ありがとうございます。
SECRET: 0
PASS:
>「関係力」コーチ・佐藤真一@PROJECT121さん
ありますよね。
佐藤さんの以前、コーチングバンクの勉強会で佐藤さんの「箱」セミナーに参加させていただきました。あの時はありがとうございました。
そこで考えさせられたことにもつながりますね。
SECRET: 0
PASS:
>強み活用コーチ りょうさん
そうですね。
心理学で言われているのは、「怒り」は第二感情。
怒りの前にあった感情が何だったのか、に気づくこと、そしてその第一感情を引き起こした出来事はなんだったのか、その出来事になぜ刺激を受けて第一感情が起こったのか?
そこを探っていくのがかぎなんでしょうね。
せっかく、怒りの感情(シグナル)で上手くいっていないことを教えてくれているので、無視したり、我慢したり、怒りを爆発させるだけではもったいないですよね。