あなたの人生を変えるカギ、どこで探していますか？

自分をギュッと抱きしめてますか？

しあわせライフ・コンシェルジュの伊藤勝彦です。

ある晩、ナスルディンの隣人ジャラミは、
ナスルディンが街灯の下で四つん這いになって
家のカギを探しているのに出会いました。

ジャラミも一緒に20分探したあとで、
ジャラミがナスルディンに尋ねました。

「カギを落とした時、
　どの辺に立っていたか覚えているかね？」

「もちろん」とナスルディンは答え、

「あのあたりだ」

とふたりが探していた街灯付近から
10メートルほども離れた木を指さしました。

「じゃあ、どうしてここを探すんだ？」

とジャラミが尋ねます。

「ここの方が明るいからだよ」

この話は、わたしのメンターであるアラン・コーエン の
「深呼吸の時間」という本で紹介されている話。

先日、アランにサインしてもらったのもこの本

この話、示唆に富んでいると思いませんか？

傍から見ると、ナスルディンのとっている行動は
馬鹿げていますよね。

でも、もしかしたらあなたも
ナスルディンとおなじようになっているかもしれません。

いえ、あなただけではなく
わたしも含め多くの人がその傾向にあります。。。

わたしが信じている、というか
ある時期に確信したことに

（電車の中で吊革につかまっているときに、ふと「わかった！」と感じました）

「人生はすべてうまく行っている」

というものがあります。

それまでも、
いろんな本などでその概念は学んでいました。

でも、腑に落ちてはいなかった。

理解はしていたし、知識としてはあったけれど、
心の底から納得していたわけではないし、
その「考え」を生きていた（実践していた）わけでもありませんでした。

でも、ある時（３，４年前）に、ふと

「あ、本当にそうなんだ」

と腑に落ちたんですね。

別に、そんな深いことを考えていたわけでも、
何か問題があって悩んでいたわけでもなく
ただ吊革につかまってボーっとしていただけなのですが^^;

かっこ良く言えば、「降りてきた」という感じ。

これが深いところからわかった途端、
自分自身はもちろん、
クライアントさんの人生も信頼出来るようになり、
かなり楽になりました。

いま、自分は、クライアントさんは
いろいろな問題を抱えているかもしれない。

でも、それでもやっぱり

「人生はすべてうまく行っている」

いまは、つらい出来事が起こっているかもしれない。

でも、それはうまくいくプロセスにすぎない。

その中に、あなたへの人生からのギフトが含まれています。

そのギフトを抽出できたら、
そのつらい出来事、苦しみは終わります。

ただし、もし

その出来事を呪ったり、恨んだりして
まわりのせい、人のせい、出来事のせいにしていると…

せっかくのそのギフトを抽出することはできなくなります。

なぜなら、そのプロセスを次に進めるためには、
自分の内面に向き合わなければいけないから。

これは、ひとりではなかなか難しいし、苦しい。

「自分には原因がない。まわりのせいだ」

としたくなる気持ちもよくわかります。

でも、やっぱり”原因”は
わたしたちの内側にあります。

ただし、ここでいう”原因”とは、
別に、あなたが「悪い」というわけではありませんよ＾＾

責めているのではありません。

ただ、これまでの人生の中で（もしかしたら前世も含め）

経験したこと、まわりから聞いた言葉、
テレビや雑誌など、CMなどから刷り込まれた価値観

そういったもので、あなたの中に思いこみ、価値観として
潜在意識の奥深くにまで入ってしまっているものがある

それが、”原因”となっているということです。

そして、その「原因」がまわりの人の言葉や出来事に反応して
嫌な気持ちになったり、イライラしたり、悲しくなったりと
そういう感情的反応を起こしているだけ。

”原因”が自分の中にあるのに
まわりのせい、人のせい、出来事のせい
にし続けている。

これが、ナスルディンが

「こっちのほうが明るいから」

とカギを落とした暗闇の中ではなく、
１０メートルも離れた街灯の下で
カギを探している、ということですね^^;

探しにくい自分の内面を向き合うのではなく、
表面的にわかりやすく、目につきやすい
まわり、人、出来事に原因を求めている状態。

でも、そんなことを続けていても
あなたの人生を変えるカギは
もちろんそこでは見つかりません。

あなたも、明るい街灯の下で探し続けていませんか？

「明るい街灯の下で探す」行動には、
こんなものがあります。

自分の問題に向きあうのを避けるために
仕事で忙しくしたり、テレビやお酒、ギャンブルなどに
逃げたりすること。

「自分にはまだ何かが足りない！」

と、ずっと学び続けるのも、
自分に向き合うのを避けている可能性もあります。

「学び中」「準備中」

学び続けていれば、それを言