先々週受けていた、リチャードボルスタッドのRESOLVEセミナー。
NLPを用いて人の変革を起こすためのRESOLVEモデルに沿って、いろいろ学びました。
こういうモデル名は、どこか苦しい語呂合わせになってしまいますが、そこはあえて触れず。
R : Resourceful State
E : Establish Rapport
S : Sort and SPECIFY outcome
O : Open up client’s model of the world
L : Leading to desired outcome
V : Verify Change
E : Exit Process
というモデルです。面倒なので、日本語は割愛します。
興味がある方は、とてもいい本なので、
「RESOLVE 自分を変える最新心理テクニック―神経言語プログラミングの新たな展開」
を読んでください。
ちょっと本を開いてみると、大学の授業で使うテキストのようでとっつきにくいですが、いろんな事例や引用もあり、とてもいい本です。
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今日は、このモデルの中の
V : Verify Change
「変化を確認・検証する」がテーマです。
コーチングで言うと、「エバリュエーションを行う」という中に含まれるのではないかと思います。
コーチングやNLPのワークをやっていても、このステップがないと、個人的には効果が減少してしまうのではないかと考えています。
もったいない。
コーチ・NLPプラクティショナーにとっても、クライアントにとっても
そして、今回のRESOLVEセミナー、および、今受けているコーチングのクラス「コーチングのエヴァリュエーション」(残り二つのモジュールのうちの一つ)で、重要性を再確認しています。
なぜ重要なのか?
いろいろ考えるところはあるのですが、
NLPのワークなどの場合、潜在意識レベルで変化を起こしている場合があるため、ぼーっとしていると、
「何にも効果がなかった」
で終わってしまうこともあります。
そこで、ワークを行った後のステップとして、ワーク前とどう変化したかを、その場で確認します。
そうすることで、変化を確認出来ます。
そして、言語化することで、確定します。
「あぁ、こんな変化があったな」
と。
コーチングでも、セッションを振り返って言語化することで、潜在意識と顕在意識、右脳と左脳とで情報をやりとりすることで、変化・気づきを確認・確定することが出来ます。
エバリュエーションがないまま、さらっと終わってしまったセッションでは、
「お、なんかモチベーションがあがってきた」
「あぁ、なんか今日は楽しかったな」
「なんかいいこと気づいたような気がしたけど、何だったっけ?」
「なんかすっきりした・・・」
という情緒的なもので終わってしまいます。
これだけでももちろん素晴らしいことですが、やはり今後に活かせるようにしたいものです。
そこで、変化を確認・確定します。
多くの場合、セッションを終えて何にも変化が起こっていない(あるいは気づきを得ていない)ということはないでしょう。
ただし、それに気づかないでセッションを終えて、日常生活に戻っていくのはもったいないですね。
得た気づき、変化を日常生活の中で活かしていきたいわけです。
コーチングセッションを受けている時間、NLPのワークを受けている時間、ヒーリングを受けている時間、これらの非日常の時間だけで、何かが起こっても仕方がないわけです。
もちろん、奥深いところでは変容しているので、まったく何も変わらないわけではありませんが、さらに効果的にしたいですよね?
セッションの時間が大切なのではなく(いや、もちろん大切ですが)、次のセッションまでの間の日常が大切ですよね?
毎週セッションを1時間ずつ受けているとして、そのセッション時間と、次のセッションまでの167時間、どちらが大切ですか?
そのためにも、セッションのステップとして、変化(得た気づき)を確認するステップが有効です。
また、クライアントも変化を実感できると、モチベーションがあがりますよね?
ずーと変化に気づかないでいるよりも、小さな変化でもあるとモチベーションがあがります。
これは、何もコーチングなどに限りません。
自分で立てた目標などがあった場合、日々の小さな達成・変化に気づくことが大切です。
そのためのちょっとした振り返りの時間を持つか持たないかで、長期的には大きな差が出てきます。
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「今日、昨日より上手くできたことは何ですか?」
「今日、(小さくでも良いから)達成できたことは何ですか?」
「今日、今まで出来なかったことで、やってみたことは何ですか?」
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