「どうして、俺ばっかりこんな目に合うんだ。。。」と思っていました

●「どうして、俺ばっかりこんな目に合うんだ。。。」

いまからおそらく7年ほど前。

まだ、わたしが外資のコンサル会社に勤務していた頃の話。

毎日が肉体的にも精神的にも
ボロボロだった時期があります。。。

自分を「ギュッ」と抱きしめてますか?
しあわせライフ・コンシェルジュの伊藤勝彦です。

あるプロジェクトに参加していた時の話です。

そのプロジェクトの
担当パートナー(役職名)であった上司からは
理不尽な要求をつきつけられていました。

プロジェクトを始めるにあたり、

上司が出してきた見積り(予算、時間)、
人数、スキルレベル、経験

では、絶対にムリということが、
わたしにはわかっていました。

そのことを何度も力説したものの、

「これしか予算がないから、これでやってくれ」

と言われ、

「でも、このままで進めたら、絶対に失敗しますよ」

と反論して抵抗していました。

さいわいにも外資系の会社なので、
わりとハッキリと意見をいうことができました。

ただし、

意見を言ったからといって、
それが必ずしも受け入れられるわけではなく…

結局、その足りない人員で
プロジェクトをスタートさせることに(>_<)

それから数ヶ月後。

部下にもボロボロになって
頑張ってもらったものの、やはりうまくいかない。

根性論だけでは埋められないギャップがありました。

結果として、、、

やはりそのプロジェクトはうまく行かず、
わたしは責任を取らされるように、そのポジションからは退き

(と思っていました)

おなじクライアント企業の別プロジェクトに移動しました。

わたしも部下も、その時は
肉体的にも精神的にも、ボロボロになっていたので、
正直、ちょっとホッとした気持ちもあったのですが、

「だから、あんなにムリだ!と言ったのに、
自分が責任を取らされた」

と、そう感じていました。

悔しい気持ちと、「絶対に許せない!」という気持ちで
イライラしながら、自尊心もかなり下がってしまっていました。

仕事にも集中できない。

完全に、相手を許せないし、
相手からも、「できない奴」というレッテルを
貼られたと思っていました。

でも、あるとき気づいたんです。

考えてみれば、、、

そのプロジェクトのチームは離れましたが、
おなじクライアントの別プロジェクトに配属されたり、

その後も、

彼が担当するまた別のプロジェクトの時にも、
そのパートナー(役職名)の方は、
わたしに声をかけてくれ

彼のプロジェクトで働くことになりました。

「別に、悪気があったわけじゃないだろう。
予算が厳しくて、正常な判断ができなかったし
なんとかしようと彼も必死だったんだ」

と気づいたんですね。

そして、そのパートナーのことを許すことができました。

「許す」ことで、自分がとてもラクになり、
アタマも気分もスッキリして仕事にとりかかれ、
プライベートも楽しめるようになって来ました。

それまでのわたしは、「被害者」であり「犠牲者」でした。

気づいてみれば、このパターンは、
他にもいくつかのプロジェクトで繰り返されていました。

(もちろん、すべてではありません)

そう、私の中に「被害者」「犠牲者」という
セルフイメージ、思い込みが出来上がっていて、
それを繰り返し引き寄せていたんですね(^_^;)

そして、これも前職時代。

海外の研修で1週間、
外人の新マネージャー向けに相手に英語で研修する
という仕事が降ってきたことがあります。

マレーシアで行った研修でしたが、

参加していたのは、
イギリスや、オーストリア、ケニア、
中国、フィンランド(?)、韓国、日本など

英語のネイティブも含め、世界中から参加していました。

英語で教えなきゃいけないので、かなりのプレッシャー(>_<)

会社的には、
英語力とITスキル・知識的に適任と評価し、
何度も「やってくれませんか?」と言われていたものの

「どうして俺が、そんなタイヘンな役をしなきゃいけないんだ!」

と5、6回断り続けていました。

でも、あるとき敵(人事部)も「強硬手段」をとってきました^^

これまでのような相談もなく、

「伊藤さんに決まりました!」

という連絡が、、、

これも、当時は「犠牲者」「被害者」と感じていました。

当時は本当にタイヘンでしたが
今となっては、貴重な体験、いい思い出です^^

その時の自分のセルフイメージであり、思いこみ。

それによって、その時は

「わたしは被害者だ」
「わたしは犠牲者だ」

と感じていたんですね(^_^;)

そう感じていると、

まわりには、悪い人、意地悪な人ばかり。。。

と感じます。

あなたも、もしかしたら
「犠牲者」「被害者」と感じていませんか?

その相手は、
親、友人、恋人、配偶者、先生など
多岐にわたるかもしれません。

「わたしは、○○の被害者だ、犠牲者だ」

というフレーズで、
ぜひ潜在意識の想いをチェックしてみてください。

潜在意識の思い込みのチェック方法は、こちらのメルマガ特典レポートで詳しく説明しています。

わたし自身もそうであったように、

「わたしは被害者だ」
「わたしは犠牲者だ」

と思い込んでいると、
あらゆる状況が自分にアゲインストになってきます。

そして、その思いこみを強めていき、
さらに同じような状況を引き寄せる悪循環に(>_<)

ですので、これらの思い込みは
早めに外すことをおすすめします。

そのためには、
こんな考え方をしてみるのはいかがでしょうか?

このブログでも何度かお話しているように、NLPには

「いつもだれでも、つねにその時出来る最善を尽くしている」

前提があります。

そして、その時は(もしかしたら、いま現在も)

相手も悩んでいる
相手も、やろうとしてもできなかった
やり方を知らなかった

のです。

さらに、

自分が、本当の意味で満たされている人は
(経済的、お金の面だけでなく、精神的に)

人を傷つけることはしません。

あなたが「許せない」と感じている人は、
もしかしたら、あなたよりももっと傷ついている
(表面的には見えなくても、心の奥底で)

重傷で、息も絶え絶えになっている人に、

「どうしてわたしを先に助けてくれなかったの?」

と文句は言えませんよね?

たとえ、見た目にはそう見えなくても。

心の奥底にある、満たされない思い、悲しみがあります。

それに対して、
あなたが責任を負う必要はありません。

その人に何かしてあげたいという思いがあれば、
そうしてあげていいと思いますが、

そうする「義務」はあなたにはありません。

そして、逆に

相手にも、あなたの人生に責任を負う必要はありません。

というか、ムリです(^_^;)

あなたは、あなたの人生を生きる権利があるし、
相手の方も、その人の人生を生きる権利があります。

残念なお知らせですが、、、

ある一人の人生のために
他のすべての人が、自分の人生をなげうって、
一生を犠牲にして生きてくれる

なんてことはありません。

妄想です!!

そして、いいニュースもあります。

あなたもそんなことをする必要はありません。

あなたは、自分の人生、自分のしあわせに責任を持てばいいんですね。

自分の思い通りにならないと、
どうしても人を責めたくなる気持ちはわいて来ますが、

そこにエネルギーを注いでも、相手は変わりません。

自分の怒りなど、ネガティブなエネルギー、感情が高まるだけ。

そして、その人を許さないことは、

あなたは、その人の「被害者」という立場に
自分の身をいつまでも保っていることになります。

「被害者」であり、「犠牲者」です。

つまり、

「わたしは○○さんの被害者だ」
「わたしは○○さんの犠牲者だ」

と定義していて、

さらに、これが一般化されて、、、

「わたしは被害者だ」
「わたしは犠牲者だ」

となってしまう(>_<)

では、そこから解放されるためには、何が必要でしょうか?

相手をやっつけること?
相手に仕返しすること?
相手に土下座して謝らせること?

それで、少しは気が晴れるかもしれません。

でも、最終的に許すか許さないかは、あなた次第。

(本当は、相手は「許される」必要もないのですが(^_^;))

誰も完璧な人などいないので、
わたしたちが「完璧」を期待しても酷というもの。

自分が「こうあるべきだ」という基準を
「完璧」に満たしていないから、相手が悪い

というのでは、人生に苦しみが増えるばかり。

でも、どうしても私たちは、
自分が苦しいので、

自分(の思いこみや捉え方、行動)を変えようとはせず、
そこ(変えられないもの)を変えようとしようとします。

これも、気持ち・感情的には仕方のないことです。

よほどの聖人君子でなければ、
そういう思いを持ってもおかしくありません。

普通です。

それに関して、自分を責める必要はありません。

人間なんて、そんなものですからね^^

でも、普通だけに、、、
普通の人と同じように苦しみ続けています(^^;)

もう、その苦しみから抜け出すためにも

その人、その時の出来事に対して
解釈を変えること、リアクションを変えてみましょう。

これは、自分の責任で変えられることです。

さあ、力強く宣言してみませんか?

「もう、犠牲者にならない」
「自分の人生に責任を持とう!」

と。

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こう宣言し、自分自身を「犠牲者」「被害者」という
セルフイメージ、思いこみから解放していきましょう。

そうすると、ご存知のように

そのセルフイメージが現実化してきます。

潜在意識にまでインストールされた思いは、実現してきます。

もう、わたしたちは犠牲者、被害者ではなく

自分で自分の人生を作っていける、
自分の人生に責任をもっている人として生きて行きましょう♪

自分の深いところからエネルギーが沸いてきます。

このエネルギーを保ち続けながら、
毎日を生きたら

今後の人生、大きく変わると思いませんか?

もちろん、大きく変わってきます!!

PS.

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ABOUTこの記事をかいた人

頑張り続けても変われなかった方が、自分らしくゆるやかにブレイクスルーしていくお手伝いをしています。 これまで、1200人以上の方にセッションを提供。 元外資コンサルのコーチ&潜在意識ヒーラー。 少林寺拳法3段。